仏国内銀トップ4行が欧州ストレステストを通過、Tier1比率は平均9.3%
[パリ 23日 ロイター] フランス中銀は23日、国内銀行トップ4行が欧州ストレステスト(健全性審査)を通過したことを明らかにした。最も厳しいシナリオで算出された4行の中核的自己資本(Tier1)比率は9.3%だった。 Tier1比率のストレステスト通過水準は6%。4行の2009年末時点のTier1比率は9.9%だった。 ストレステストの対象となったのは、BNPパリバ 、ソシエテ・ジェネラル 、クレディ・アグリコル 、ナティクシス の親会社であるBPCEの4行。 フランス中銀のノワイエ総裁は結果に「満足している。意外性はなく、全く快い」と述べ、欧州ストレステストは米国で実施されたテストよりも「内容的に一段と重厚で野心的」とつけ加えた。