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インド政府、35ドルの低価格ノートPC開発

インド政府の世界最安ノートPCは今のところ35ドルだが、最終的には10ドル程度を目指すという。(ロイター)
[ニューデリー 23日 ロイター]2010年07月23日 17時46分 更新

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 インドが世界最安の「ノートPC」を開発した。タッチスクリーン搭載で、コストは35ドルだ。

 同国の人材開発相カピル・シバル氏は今週、学生向け低価格コンピューティングデバイスを発表、同省が国際的なメーカーと量産について協議を開始したことを明らかにした。

 「今日、マザーボード、プロセッサ、接続機能、メモリ、ディスプレイなどすべてのコストが総額35ドル程度になる(開発)段階に到達した」と同氏は記者会見で語った。

 同氏は、このタッチスクリーンデバイスはWebブラウザ、PDFリーダー、ビデオ会議機能を備えるが、ハードウェアは柔軟に設計されており、ユーザーのニーズに合わせて新しいコンポーネントを加えることもできるとしている。

 シバル氏は、Linux搭載のこのデバイスを2011年から高等教育機関に導入するが、価格を20ドル、最終的には10ドルに引き下げることを目指すとしている。

 このデバイスはインドの主要な技術機関であるインド工科大学とインド理科大学院の研究チームが開発した。

 同国は年間予算の約3%を学校教育に投じており、12億人の人口の識字率を64%以上に引き上げてきた。しかし調査によると、かろうじて読み書きができる程度の生徒も多く、ほとんどの公立校には十分な設備がない。
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