TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【パナソニック】薄型テレビの採算は上期までは厳しい状況が続…

薄型テレビの採算は上期までは厳しい状況が続く見通し

<株価に割安感は見られない>
現在の株価は来期TIW予想PERが17倍台の水準で、特に割安感は見られない。テレビ事業の黒字化の確認が当面の焦点ではあるが、中期的には三洋電機(6764)とのシナジー実現加速により、家・ビル丸ごと戦略を早期に収益拡大に結びつけることができるかが注目ポイントと考える。
<TIWの通期予想を見直した>
直近の同社への取材、足元の為替動向等を踏まえて今期のTIW業績予想を若干見直した。TIWの為替前提見直し(1ユーロ120円→115円)が営業利益の若干下押し要因とはなるが、一方で4月以降の販売は会社計画比強含みで推移している模様であり、TIWでは通期営業利益予想を100億円引上げた。薄型テレビを中心としたAV機器、デバイス、FA機器などをTIWでは従来よりやや強めに見た。
<部材不足が足を引っ張っている状況ではなさそう>
液晶パネルが一部のサイズで不足するなど部材調達難も伝えられているが、生産に大きく影響を受けている状況ではなさそうだ。薄型テレビの営業損益は上期の赤字を下期の黒字で吸収できず、通期では依然100億円を超える3桁の赤字が残るとTIWでは予想。上期は新工場の減価償却負担が大きい一方で、LED バックライト搭載や3D製品の割合はまだ少ないことから採算面では厳しい状況が続くとみられる。(服部 隆生)

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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