業績の最悪期は脱した模様
<現水準以上の評価は難しい>
業績回復期待から既に株価は上昇しており、現水準以上に株価へ評価を加えることは難しい水準にあるというのが我々の見解である。ただし、日銀短観などで産業界全般にソフトウェア投資が増加する見通しなどが立てば、一時的に人気化する可能性も考えられる。
<ソフトウェア投資は回復傾向へ>
10/3期の業績が我々の予想を上回った点はポジティブ・サプライズであった。顧客の予算消化の動きもあり10/3期4Q(1-3月)に同社の業績は下支えされた。日銀短観では大企業のソフトウェア投資(計画ベース)が2010年度は前年度比プラスとなっていることから業績の最悪期は脱したと考えられる。
<リストラクチャリングを実施>
早期退職、子会社への転籍を実施する。これにより人件費が10億円(年度換算額)減少、11/3期に特別損失が15億円発生することを受けて11/3期TIW業績予想の各利益を修正した。売上高640億円を据え置いた理由は、マクロ的なソフトウェア投資の回復が同社の業績にも波及すると考えているため。(鈴木 崇生)
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