「大胆にして細心であれ」


 気象庁では、前日や当日が「曇りや雨」の天気、(週間予報などで)
翌日以降も「曇りや雨」のぐずついた天気が続くと予想される場合に
梅雨入りと判断するそうですが、本日、関東地方では梅雨入りを致し
ました。

 話は変わりますが、大胆であると同時に細かい点にも注意を払うこ
とを「胆大心小」と言い、大きく考え、初めは小さく動くことを「着
眼大局、着手小局」と言います。こうした「大胆にして細心であれ」
の言葉は株式投資にも通じるところがあります。

 彫刻をする際は、鼻はできるだけ大きく、目はなるべく小さくとっ
てから始めます。なぜなら、大きな鼻は小さくできますが、小さなを
鼻を大きくすることはできません。同じく小さい目は大きくすること
ができますが、大きな目を小さくすることはできないからです。

 上記は中国の古典「韓非子」に紹介されている話で、どのような場
面でも通用します。事を為す場合にはフォローできる態勢をつくって
おくことが大切で、一発勝負で修正のきかないようなことはしてはい
けないということです。

 そして、修正のきかない部分には慎重さをもって臨めば、滅多に失
敗はしないものだと韓非子は付け加えています。

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