映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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ユーロへの不安とまらず

6月7日の日経平均は9520.80(-380.39)窓をあけて大きく下げ、雲、基準線、転換線9678の下、ボリンジャーはマイナスσ9650の下、MACD、RCIは戻ってきたところで頭打ち。直近最安値9395を試す動きになっているが、ボリンジャーバンドは狭まっており、直近安値を割らなければ、まだなんとか下げ止まりを期待させる形ではある。もっとも週足は雲の上限9822で跳ね返された形で、週足ボリンジャーもマイナス2σ9354近辺にあり、バンドも広がっており、中期的な下落基調はなお続きそうだ。月足MACDはまだ上昇しているが、月足も3月に基準線を上回ったのに維持出来ず、転換線も割り込んでおり、長期トレンドも反発局面が頓挫しかかっており、月足RCIの下げが続けば、かなりの期間調整にはいってしまう感じになっている。

ダウは9816.49(-115.48)続落。直近の安値9774を試す展開になってきている。雲、基準線、転換線10044の下。ボリンジャーはマイナス2σ9743の近辺まできており、MACD、RCIは反発が頭打ち。週足も転換線、基準線10516の下で、雲の上限9650を維持しているが、週足ボリンジャーもマイナス2σ9904を割り込んでおり、下降の勢いが強い。月足もMACDはゼロラインを前に上昇頭打ちになっており、基準線9803が危うくなってきている。
月足RCIも明確な下降局面にあり、これが続けば、半年ぐらいは調整しそうな様相になってきている。

ドル円は91.56雲91.39、基準線91.06、転換線91.32の上にあり、ボリンジャーはTP91.80のすぐ下、MACD、RCIは上昇しており、ドル円については、ドルの上値はやはり重いが、大きく円高にはふれてはいない。一方ユーロ円は108まであり、直近安値を窓をあけて割り込んで円高方向。ユーロドルは1.19と大きく窓を開けて、直近安値を割り込んでおり、ボリンジャーのバンドは狭まっているものの、まだ底打ち反発の気配はない。

アメリカの雇用統計が予想にとどかなったといわれているが、それについては、エコノミストの意見もいろいろあるようで、それよりやはり、ユーロの下落にともなうリスク回避によっって、株安が進む構図のようだ。ハンガリーはすでにIMFの管理下にあり、ギリシャとは違うはずなのだが、どうもユーロ圏のソブリンリスク、金融機関への不安が拭えないようだ。ダウの動きや恐怖指数の高止まりからみると、ヨーロッパの金融機関への懸念は、かなり深刻で、政策当局の結束した断固とした対応がないと、市場に見放されそうだ。
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