富士山静岡空港が開港一周年を迎えた。その間ＪＡＬが撤退したり、搭乗率保証でＪＡＬ、ＡＮＡ双方と揉めたりして県も大変だったと思います。一年間の
搭乗者数は需要予測の１４０万人を大きく下回る６１万人余り、データを公開していない上海線を加味してもこの需要予測がいかにいい加減なものかわかります。
物珍しさがある初年度でもこの有様では将来希望はありません。
今月中旬から中国に出張する私の職場の課長は静岡空港ではなく、関空を利用して中国に飛び立ちます。私は鹿児島に住んでいたことがあるので一度は静岡空港を使って鹿児島県に子供たちを連れて行きたいですが、果たしてその時まで静岡空港が存在しているのか不安です。
私が住んでいる所から一番近い空港は静岡空港ですが、利便性を顧慮するとセントレアの方が分があります。川勝知事はやはり空港直下を通過する新幹線を活用して利便性を向上させたいようですが、新幹線駅が飽和状態の静岡県では難しいように思います。
さらに羽田空港が滑走路を増やし国際線にも門戸を広げれば、利便性を上げても利用者の絶対数が不足してしまいます。県東部の人がわざわざ静岡空港まで来るとは考えにくいです。
何千億円もの建設費を使い、年間維持費で赤字を垂れ流し、これから静岡空港が存在する限り税金を無駄使いされる静岡県民はなんて心が広いんだぁ～～！
