のほほんとした風貌からは想像できませんが、94代目の総理大臣に就任した民主党の菅氏はかなり短気だそうです。
年金未納問題で代表を退いた後、四国でお遍路さんを経験してかなり変わったとか変わらないとか・・
鳩山、小沢なき後の現在の民主党で代表を務められるのは菅氏以外にはいないように思われますが小沢グループが対抗馬として立てた樽床氏もたった二日間
で１２９票も得てなかなかの健闘をしたのではないでしょうか。
もうすでに人事について漏れ伝わってきますが、あまりに小沢グループを粗略に扱うとボスが何かしてくる可能性が高いように思います。最悪小沢チルドレンを率いて民主党離党、なんてなったらますます永田町が混乱します。
菅氏自身は民主党内で支持基盤が盤石とは言い難いのでそのうち党内を掌握しきれず政府が迷走という事態を招くかもしれません。財務大臣を務めていたのだからかもしれませんが自身の経済政策を語る時は自信ありげで、普天間基地問題では途端に歯切れが悪くなるのも心配です。
参院選での被害を最小限に食い止めるために誕生した菅内閣ですが、菅氏で大敗した場合責任をだれがどのように取るのか関心があります。間近に迫った参院選ではまず間違いなく民主党に勝ちはありません。かと言って自民党が大勝することもありません。
短気な菅氏が敗戦の責任を取る、なんて事態になったら総理大臣が一年で三回も変わる異常な現象を目の当たりにすることになります。
