ポイント
小動きの米国株式市場を映して、今日の日経平均株価も小幅高で始まりそうです。ザラバでは大きな動きは想定していませんが、軟調気味な展開を多少警戒しています。
米国マーケットの動向
午前中のダウ平均株価は基調が弱く、12時過ぎには74ドル程度まで下げ幅を拡げました。しかし、午後に入って着実な回復を見せ、結局5.74ドル、0.06ドル高で終えました。急騰の翌日としては、大きな反動も見せずに健闘したと見ています。
弱い経済指標が続いたことが、午前中の下げの背景だったようです。(「モタつき気味の米国株式市場」)
しかしながら、投資家のセンチメントは決して悪いわけではなく、金曜日の雇用統計への期待感もあって、午後には落ち着きを取り戻しました。VIX指数が2.35%低下しており、その状況を示唆しています。
このVIX指数に歩調を合わせるように、国際商品市況が堅調になりました。2.4%上昇した原油価格を背景に、エクソン・モービルが1.3%上げています。
代表的なハイテク指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)も午後になって回復を見せました。
今日の日経平均株価は?
このような米国株式市場の動きを反映して、今日の日経平均株価は小幅ながら高めのスタートになりそうです。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)9,925円を寄り付きのメドとしています。
ザラバは基本的に小動きを想定していますが、軟調な局面がある可能性を警戒しています。
理由は為替。ユーロ円の動きを見ると、昨日までの円安方向への明確な動きが止まっています。
週末であることや、午後の米株先物が雇用統計前の様子見になることも、マーケットの動きを重くしそうな様子です。
決算は15社ほど。SUMCOに注目です。
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