TIW藤根 靖晃さんのブログ
ブログ
【メディパルホールディングス】コスト削減が進み業績回復の兆…
コスト削減が進み業績回復の兆し
<利鞘確保とコスト削減が重要課題>
薬価改定の度に利鞘が縮小し営業利益率が低下してきたがコスト削減でようやく業績回復の兆しが見えて来た。本格回復には利鞘の確保と大型物流センターの活用による更なるコスト削減がより重要な課題となる。10年4月の薬価改定に伴う価格交渉において利鞘(売上総利益)が計画通り確保できれば業績は急回復すると考えられる。株価は、今期業績が見えて来るに従い底値圏から脱出すると予想する。
<10/3期最終損益はPaltac再上場関連の特損で大幅減益>
10/3期は前期比3.3%増収、37.0%営業増益となった。営業利益は増収に伴う売上総利益の増加に加え販管費の削減が寄与し2桁増となった。但し最終損益はPaltac(8283)再上場に際して放出したPaltac株式の売却損失、持分変動損失等の特損が大きく、法人税等が減少したものの大幅減益となった。
<PBRに割安感>
会社11/3期予想PERは同業大手が10倍台前半ないし半ばであるのに対し同社は10倍台後半とやや高い。しかし実績PBRは同業大手が1倍ないし1倍強であるのに対し同社は予想ROEが5%割れと低いためであろうが低水準だ。従って今後の業績回復次第では1株当り純資産が見直される可能性がある。MPアグロ(動物薬)の新規連結、急成長している調剤薬局クオール(3034)、三菱商事(8058)子会社エムシーヘルスケアの持分法適用なども面白い材料と言えそうだ。株価はこれらを織り込み現水準よりは高くなる場面があると考える。(森田 青平)
---------------------------------------------------
コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
---------------------------------------------------
-
関連銘柄:
メディパル(7459)
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。