ユリウスさんのブログ

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鳩山総理の遅すぎる退陣 -民主党のドタバタ劇

 鳩山総理と小沢幹事長がそろって辞任を表明した。鳩山総理は二つの問題の責任をとって辞任すると語った。

 その二つとは
1 普天間問題の迷走、それによって社民党を厳しい立場に追い込んだ責任。
2 自ら政治と金の問題の責任
だそうだ。「あれっ、ピントがズレている」と思った方も多いと思う。

 翔年は思う。普天間問題は辞任の一つのきっかけに過ぎない。日本の安全保障をどう考えるかの議論もなしに、「最低でも県外」とか「五月末までに決着する」とか、本質論でない個別の単発発言を繰り返す総理の資質に問題があったのだ。社民党を苦しい立場に追い込んだ責任など、国民はとって欲しいと思っていない。社民党が閣外に去ったことで、国会運営が難しくなり、参議院選挙の協力がえられないという民主党の問題が表面化しているだけのことだから。

 政治と金の責任をとるのなら、もっと早く決断すべきであったろう。
 財源の裏づけのないマニフェストで選挙に勝った民主党政権ではあるが、遅かれ早かれ政策が行きつまることは予想された。「戦後行政の大掃除」をすると言うから、国民は期待したが、郵政の社長すげ替え、予算の財源問題など、民主党では改革ができないことが、国民の目にハッキリ見えたし、政権担当能力がないことも分ってきた。

 いずれにしても、遅すぎる退陣ではあった。
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