TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【NEC】注力分野の収益貢献が加速するシナリオが見えてくる…

注力分野の収益貢献が加速するシナリオが見えてくる必要がある
<ボトムラインの回復力が鈍い>
現在の株価は指標面からの割高感は見られないが、今期純利益は150億円の計画で、総合電機各社の中でもボトムラインの回復力は鈍い。株価の本格回復は同社の得意とするIT/ネットワークの融合領域において、クラウド関連やグローバル事業の拡大が収益貢献を加速するシナリオが実際に見えてくることが条件とTIWでは考えている。
<前期は修正予想に沿った線での着地>
10/3期業績は、前の期比15%減収、営業利益509億円で、4月28日に発表されていた修正予想に沿った内容。営業損益計画に対しては、ITサービス、社会インフラ、パーソナルソリューションが上振れたが、ネットワークシステムとITプロダクツなどの下振れを吸収しきれなかった格好。
<今期は実質で営業利益が殆ど伸びない計画>
今期営業利益は半導体事業を非連結化する影響を除けば、殆ど増えない計画であるが、同社では500〜600億円の費用の戻りを想定。保守的な感はあるものの、マクロ環境改善を背景とした業績回復を見込む同業他社との比較感からはややネガティブな印象も否めない。無線通信機パソリンクについては、同社ではほぼ前期並みの売上を計画。性能を向上した次世代機を投入し、採算性を更に高めたい考えだが、ユーロ安の影響も注視する必要がある。(服部 隆生)
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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