欧州市場の先行き不透明感などから幅広い銘柄に売り。

[UMC取締役 岡部さん]

木曜日の東京マーケットは、前日の米国株式市場が、ドイツの空売り規制の影響などにより欧州市場が軟調に推移していることが嫌気され下落したことから、売りが先行して寄り付いた。その後も、欧州市場の先行き不透明感などから幅広い銘柄に売りが入り、日経平均の下げ幅は一時100円を超えるなど安値圏で推移した。
後場に入ると、世界的な金融規制に対する警戒感や、韓国の哨戒艇沈没を巡り、「北朝鮮製魚雷による爆発で沈没した」とする調査報告書が発表されたことなどが、投資家心理を冷え込ませ日経平均は下げ幅を拡大し10000円台を割り込む場面も見られた。
業種別TOPIXでは、保険、電気・ガス、情報・通信が上昇した一方、不動産、電気機器、輸送用機器が下落した。個別では、グリー、ＧＣＡサヴィアングループ、ＮＫＳＪホールディングスが高い。半面、日本軽金属、カシオ計算機、いすゞ自動車が下げた。

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