ポイント
米国株式市場の下落を映して、今日の日経平均株価は低めのスタートとなりそうですが、ザラバでは意外に堅調な展開を期待しています。
米国株式市場の動向
前日終値の水準で寄り付いたダウ平均株価はすぐに値を崩し始め、12時前には180ドルを越える下げとなりました。しかし、その後は一転して堅調になり、66.58ドル、0.63ドル安で終えています。安値から120ドル近く上昇したことになります。
午前中の下落の背景は欧州の株安。ドイツのマーケットを見ても、かなり弱い終わり方をしていますので、予断を許さないという印象です。
午後に入ってからの回復を支えたのはユーロであったと見ています。
売り方の買い戻しや市場介入などの人為的な動きの可能性もあるため、予断はできませんが、とりあえず一安心といった感じです。
5.28%の上昇となったVIX指数を見ても、午後に入ってからは下落に転じており、投資家心理が改善したことを示唆しています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,140円を寄り付きのメドとしています。
ザラバはユーロ高、円安への振れがマーケットを下支えすると見ています。
今日は、1-3月のGDP速報値、4月のコンビニエンスストア売上高が発表されるほか、21日まで金融政策決定会合が開催されます。
決算は、東京海上ホールディングスやフェローテックなど50社程度です。
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