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ギリシャ国債と経済力
ギリシャ問題とかいうので世界の金融危機がまた再燃しそうらしい。日経新聞の大機小機を読むと、ユーロ圏に参加するにはギリシャという国は経済力が劣っているのではないかということらしい。曰くユーロ圏に参加していることは、他のユーロ採用国に比べ経済力の劣るギリシャにとっては荷が重かった可能性がある。そうだ。ふむ、ここでちと思ったのですが「経済力」というのはなんだろうか?奥さんのグチで、「経済力」という言葉が出てくることがあります、「あの人は経済力がある」「もっと経済力のある人と結婚すればよかった」というときは、もう生活できないとか、余裕が無いとか、欲しいいものも買えないとか、旅行にも行けないとか、そういう現状の時ですよ。そういう「経済力の低い相手」というのは、稼ぐ力がない(給料が低い)浪費ぐせがある(飲む打つ買うなどの無駄遣い)借金が多すぎる(首が回らない)という特徴が一つあるいはすべて持っている。そうなると誰もお金を貸してくれなくなりますよ。ローンなんかも組めませんから、面白く無いですよね、自然と毎日言い争いやケンカが絶えません。ギリシャの場合は、国債をバンバン刷ってユーロというお金を借りまくったわけですよ。でジャンジャン国内で使ったわけです。インフラとかに投資したかもしれませんし、企業に投資したかもしれませんし、あるいは公務員の給料というか懐に収まったりしたわけですよ、そういうお金は。で、ギリシャ国債の償還期限が来たので投資した人から「お金(ユーロ)を返して下さい(このギリシャ国債とお金を交換してください)」って言われたわけです。まぁ返そうにもお金がないわけですよ。「金はない!」と、まぁ正直に言ったわけですよ。で、「取り敢えず、先に伸ばしてくれ、3年後には返す」とか「いつかきっと返す」とか「チャラにしてくれ」とか、「国民に肩代わりしてもらう(社会投資や福祉を減額したり、あるいは増税しますから)」みたいな事を言われて、「お ま え は ア ホ か !」って国民がぶちきれているってことなんでしょうか?まぁ、そういう国だと当然経済力は劣っているということになりますな。では経済力があるっていうのは「借りたお金を約束どおりにキッチリ利子をつけて返すことができる、 しかもその金額が大きいほど経済力がある」 ということやと思います。これは国だけじゃなくて、人間でも会社でも同じ。会計で言うとROEが指数になるでしょうか?喜んでお金貸してもらえるというのは、経済力の裏返しであり、経済力があるってことは、投資してもらってる=借金が多いということも事実としてはあるわけで、借金が多いからと言って気にしすぎるのもよくないとは思います。借金が多すぎというのも問題ですがチャラに出来るかどうかは相手あってのことです、稼ぐ力も一朝一夕に身につくものではありません。最初にスべきは「浪費ぐせ」つまり無駄遣いを減らすということです。まずはそこからキッチリしていってくれと、そういう事ですな。
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