22日の日経平均は10949.09(-140.96)大きな下げをみせたが、長い下ヒゲをひいており、底堅さをみせている。雲の上だが、転換線、基準線11069の下、遅行線は日々線のすぐ上を維持、ボリンジャーはマイナスσ10889上、MACD RCIはさげどまりつつある。日足基準線を守りきれず、目先の調整はつづいているが、下落に転換したとはまだいえない水準。週足は基準線10242、10746の転換線の上を維持しており、中期は上昇を維持している。
ダウは11134.29(+9.37)一時11016までつけたが、雲、基準線、転換線11040上を維持している。ボリンジャーはプラスσ11058を守った。MACD RCIは頭を売っているが高止まり。日足は頭が重くなっておりそろそろ調整に入ってもおかしくないところだがなかなか下げず、週足転換線10670、週足ボリンジャープラスσ10968を維持しており、週足基調もなお上昇。
ドル円は93.49。雲、基準線、転換線92.61の上、ボリンジャーはTP92.70の上、MACD RCIは底ばい、反発をみせている。週足は雲の下限92.68と上限94.30の間の雲の中。目先は、ドル高だが勢いはあまり強くない。長期下降トレンドの雲を抜けられるかどうか、要注目である。
ダウは100ドル近い下げをみせながら、結局プラス圏に回復。ギリシャ国債の格付けの引き下げが嫌気されたが、景気回復への期待が勝った格好だ。日米とも、企業の業績の回復が報じられており、低金利に支えられた金融相場が続きながら、業績相場へと移行しつつある局面にみえる。アメリカの景気回復とヨーロッパのソブリンリスクの高まりが、今のところ、ドル高を支えている。これが続いて為替が安定しているあいだは、日本の株も底堅く推移しそうだ。