医薬品特許切れが与える業績

坂本彰さん
坂本彰さん
最大手の武田薬品がPER10倍台と割安圏が
続いている医薬品銘柄。

手元資金も豊富で配当割合が非常に高くなって
おりますが、その裏には医薬品の特許切れ問題が
あるようです。


主力薬の特許切れによる売上高の減少リスクは
とても大きく、過去には2007年、ファイザー製薬の
「ノバルスク」。

米国での売上高が25億ドルから何とわずか3年で
6400万ドルまで急落しました。

ジェネリック医薬品に奪われたわけですが、消費者
からすれば同じ商品ならば安く買いたいのが心情。


製薬会社にとって、特許切れは永遠に続くリスク
なのですが、ここ数年は各社にとって主力薬の
失効時期が頻発します。

具体的には


武田薬品

ブロプレス(高血圧)08年度売上高2303億円 失効期間2012年
アクトス(糖尿病)3870億円 2011年7月


第一三共

クラビット(感染症)977億円 2011年6月


アステラス製薬

ハルナール(排尿障害)1166億円 2010年4月


エーザイ

アリセプト(認知症)3038億円 2010年11月
パリエット(潰瘍)1599億円 2013年5月


となります。上場企業の売上高、利益等については四季報や
ホームページで調べてみてください。

かなり驚かれると思います。

http://saig.livedoor.biz/archives/1734564.html
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