「高速鉄道関連」、これが株式マーケットの主要テーマの一つ
となっていますが、このほどベトナム政府が最重要国家プロジ
ェクト「南北高速鉄道計画」について日本の新幹線方式を採用
する方針を明らかにしました。
2012年に着工し、20年に一部の運行を開始。総事業費
は558億5300万ドル(約5兆2000億円)という巨額
です。5月の国会で正式承認される見通しであり、資金面など
日本政府の支援策が固まりますと日本企業にとって大きなビジ
ネスチャンスとなります。
正式名称は「ハノイ─ホーチミン高速鉄道」。プロジェクト
は国営ベトナム鉄道が手掛け、全長は1570キロメートルで、
ハノイとホーチミンにターミナル駅を新設します(ちなみに、
東京~大阪間は約550キロメートル)。営業運転の速度は時
速300キロメートルで、設計上の最高速度は350キロメー
トル。ハノイ~ホーチミン間は現在、在来線で約30時間かか
りますが、全線が開通すれば6時間以下に短縮されます。
では、「鉄道関連株は何か?」となりますが、一部をご紹介
しますと以下の通りとなります。
日本電設 (1950) 大和工業 (5444)
三菱電機 (6503) 東洋電機製造(6505)
日本車輌 (7102) 近畿車輛 (7122)
ナブテスコ(6268) 日本信号 (6741)
日立 (6501) 三菱商事 (8058)
JR各社
2016年にリオデジャネイロ・オリンピックが開催される
ブラジルでも2014年に高速鉄道を開業させる予定であり、
関連銘柄とその値動きは押さえておきたいところです。