株価と金相場の連動性がより強くなる

[坂本彰さん]

国内で金の現物に交換できるＥＴＦが
出来るようです。

三菱ＵＦＪ信託銀行が今夏の上場を予定
とのニュースを新聞で読みました。


株式のＥＴＦだけでなく貴金属や商品の
ＥＴＦも増えていますが、いよいよ金地金
交換も始まるようです。


ですか、これを読んで思ったのは有事の金、
実物資産としての金、という言葉はただの
キャッチコピーであり、もはや過去の話かなとも
思ってしまいました。


今は上がり続けている金相場、金地金価格ですが
その裏にはＥＴＦや先物の売買量増加があります。

要は株やＦＸと同じような対象として投資マネーが
金に流れていますが、それは資産として保有するのではなく
売買益を狙う人の割合が増えるということになります。

本当に資産として保有するなら、高い手数料を払ってでも
金地金で購入しているはずです。


そうなれば、株価と同じように金相場、地金価格も
落ちていくことが容易に想像できます。

つまりリーマンショックで世界中の株価が同じように
急落したように、株価と金相場の連動性がより強く
なることが連想できます。


そうなると、これからの時代資産を築いていく人は
情報や時代の転換点を見極められる投資家が、資産を
より大きく膨らませていくのではないでしょうか？

もしくは、世間の流れを全く気にせず、価値ある実物資産
魅力的な株式をじっくり保有できるタイプの人ですね。

世界にあるマネーの量というのは増え続けているわけですから
価値があるものを持ち続ければ必然的に資産価値は上がる
計算になります。

http://saig.livedoor.biz/archives/1729248.html