9日の日経平均は11204.34(+36.14)雲、基準線10771の上、転換線11205をわずかにきってきた。ボリンジャーはプラスσ11180の上、MACDは頭を丸めてシグナルをきってきており、RCIは天井から下降中。転換線で見事に踏みとどまっている形で、かなり腰が強い。だがMACD、RCIの動きからみると下降圧力が高まっており、ボリンジャーバンドもせばまってきているので、目先調整が近づいてきているように思われる。しかし週足雲、週足基準線、週足転換線10637の上、週足ボリンジャーもプラスσ11016上、バンドも広がっており、週足MACD、週足RCIも上昇中である。週足転換線が守れるようであれば、中期的にはなお上昇局面。週足の勢いからみると、目先の調整はあまり長引かない浅いものになることが期待される。月足はまだ雲の下だが、月足転換線上、月足基準線10798の上に顔をだしてきていて、月足ボリンジャーはプラスσ10886の上でバンドが広がっており、月足MACDはマイナスながら上昇、月足RCIは上昇している。月足遅行線が12190あたりで雲の下限とぶつかっており、勢いが続けばこのあたりまでは、しばらくは上昇が期待が期待できる形にはなっている。数カ月でこのあたりまであがるのが、考えられるベストのシナリオだろうか。
ダウは10997.35(+70.28)雲、基準線、転換線10902の上を回復。ボリンジャーはプラスσ10913の上で、なお上昇局面。ただMACDはシグナルを切り、RCIは下降しており、バンドも微妙にせばまってきていて、目先調整が来そうな気配がただよっている。 週足は雲、週足基準線、週足転換線10446上にあり、週足ボリンジャーはプラスσ10803の上、週足MACD 週足RCI はなお上昇しており、週足は上昇局面を維持しているので、週足転換線あたりが維持出来れば、上昇局面は維持できそうだ。月足は、雲の下ではあるが、月足基準線9803、月足転換線10052上で転換線が基準線を上抜けて陽転しており、月足遅行線もすでに雲をぬけている。月足ボリンジャーはプラスσ10683上、月足RCIは下降しているが、月足MACDはマイナス圏だが上昇。 上昇の勢いは弱まっているものの、チャート上は雲の下限11891あたりまで上昇する可能性はありそうだ。
ドル円は93.16。雲、基準線、転換線93.38の上だが、ボリンジャーはプラスσ93.31を切ってバンドが狭まってきている。MACDは頭をうっており、RCIは下降し始めている。どうやらドル高は目先一服し始めてきている。問題は、どこあたりで着地するかであるが、週足は基準線、週足転換線91.39の上だが、週足雲の上限をぬけきれずに、雲の下限93.63を下抜けてしまっている。均衡表からは、長期のドル下降トレンドの雲にぶつかって、上を抑えられている形で、93円後半から95円はやはり抵抗がきつい。週足ボリンジャーはまだプラスσ92.46の上、週足MACDはゼロラインを上に抜け、週足RCIは上昇している。長期下降トレンドの抵抗帯を本当にこせるかどうかまだはっきりしないで上値が重くなっているものの、転換線、基準線は上向きであるので、下押しも限定されそうな様相だ。月足も、転換線を抜けてきているものの、基準線の下でなおはっきりとドル高トレンドがでているとは言いにくい状況。
東京、NYの株のチャートはいずれも目先調整が近づいていることを示しているものの、中期腰は強い。しかし為替が問題で、これ以上のドル高は、なさそうで、一定円高にふれもどす危険もないわけではない。もっともアメリカ10年もの国債は目先調整しているが、中期のチャートはおそらくアメリカの経済回復期待をうつして、上昇を続けており、これを反映して為替がこの水準で落ち着いてくれれば、株式市場も、目先の調整があったとしても浅くすことを期待したい。