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悩ましい日本の景気低迷
はるるっぴさん
更新:2010/4/11 13:34投稿:2010/4/8 21:36
3人の株式投資をしている個人投資家と話をすることがあった。
3人の投資に対する考え方（哲学）を聞くと
一人目の若い人は
「損切りルールを自分で決めている。」
と言っていた。
結果、損切りばかりしている。(^_^;)
2人目のご年配（女性）の投資家は
「私は、株は損して売らないのよ～」
「株は、上がったら、すぐ売らないとダメよ～」
と言っていた。
その結果、本人は損していないと言っているが
たくさんの含み損があると聞いた。
(~_~;)
3人目のご年配（男性）の投資家は
「株は、10万円儲かったら売るものや～」(^^♪
と言っていた。
その結果、株で10万円以上儲かったことがない。
さて、本題
日本の景気低迷が長期化すると思う。
（先日お会いした銀行の支店長さんも、「よく知っている」と言っていた。）
安易な楽観論が出てきて
昨年と同じく株価が上昇する局面もあると思うが（膨大な「空売り」もある。）
日本株の長期の大きな下落トレンドは、しばらく続くと思う。
短期は、ヘッジファンドの気分次第です。
わからない。
(・・?
周知の通り、過去アメリカの金融の自由化により、
銀行と証券会社の一体化を認めてしまった。
複雑なデリバティブを
第一次組成、第二次組成、第三次組成（ここまでくるとさっぱりわからない…）
してしまった。
その背景には、金融機関同士の激しい競争もあった。
(>_<)
メリルリンチも一昔まえまでは、堅実な会社だったが
おかしくなってしまった。
どこ行った？
ハリウッド映画のシーンのようにデリバティブの巨大な城が崩れ落ちているので
アメリカの人たちは、バーチャルの世界から、あわてて昔の安全地帯に戻って
借金をしない
消費をしない
節約ブームが流行している日本のようになっている。（イメージです。）
アメリカが消費をしなくなると、
大きなダメージを受けるのは輸出立国の日本であることは、常識人ならわかる。
中国のような新興国でモノが売れても一般的に利益は少ない。
世界の政府の財政出動も必要かもしれないが
本来は、日本が過去経験したように、りそな銀行への公的資金投入など
根本的な治療が必要だった。
しかし、バンバン財政出動したので
これから副作用が出てくることが予想される。
いわゆる「ソブリンリスク」です。
FRBの政策も非伝統的と言われるが
正確には、やってはいけないことです。（禁じ手）
日本の景気が本格的に回復するのは
残念ながら、まだ先のことになるでしょう。
同時に長期投資もまだ先のことになると思う。
株価については、出来高も少なく乱高下することもあるでしょう。
(＠_＠;)
中央銀行がお金をジャブジャブに供給しても
複雑怪奇なデリバティブも障害となっているので
銀行が簿外で複雑な証券化商品を持っていれば、積極的な融資もできない。
なかなか経済の現場には、お金がまわらない。
トヨタの渡辺前社長の言葉を思い出す。
わたしは、重要だと思う。
「世界経済の悪化は、予想を上回る早さ、広さ、深さですすんでいる。」
もう一度
「世界経済の悪化は、予想を上回る早さ、広さ、深さですすんでいる。」
現在のトヨタ自動車社長の言葉も重いので注目したい。
1流と名乗る3流の著名エコノミストの発言と
重みが違う。
相場の格言
「株は、同じネタで同じ動きをしない。」
もし、株価が大きく下がることがあれば、
新しいネタが出てきたと思ってもよい。
おしまいです。
PS．
株式の「空売り」は、踏み上げもあるので
プロの世界だと、すでに学習済みの前提で補足したい。
FRBのグリーンスパン前議長は、米国債の金利上昇を
「炭坑のカナリア」と述べた。
さらに金利が上昇する可能性を指摘されている。
米国政府もすでに借金をできる上限まで借りている。
中国は、実質的にドルペッグなので米国の影響を受けことになる。
これから、2年から3年以内に
（日経新聞の常務さんは「今年」と記事に書いていた。）
（朝日新聞系のAERAでもその記事が話題になっていた。）
いずれ、世界経済の崩壊が表面化するだろう。
（今日あす起きることを書いていません。）
今まで起きてきたこと
今起きていること
そして、これから起きることを理解して対応できない人々は
お気の毒ですが、財産を失うことになるでしょう。
そのようにならないように勉強して大切なお金を守ってほしい。
わたしのシリーズもの「お金を守る方法」は、
時間がとれれば引き続き書きたいと思う。
いつもお世話になっております。今年になり 細々と 株の売買を 繰り返して
昨日で 資金が ２倍と なりました。
小型株の上昇で かなりの益が 出ました。いつもだと ここで 休むことなく
売買を 繰り返してしまうのですが 今日で 全て売りたいと想います。
これも はるるっぴさんの日記を 繰り返し 読んでいるのおかげだと想います。
これから 少し休み 相場の動きを 静観してみます。
主婦なので まだまだ世間の景気の悪さは 毎日の暮らしの中で 痛感しています。
株は お休みしても はるるっぴさんの日記は 毎日 拝読させていただきますので
引き続き 日記の更新を 楽しみにしています。これからも 宜しくお願いします。
コメントします。
この日記で
＞今まで起きてきたこと
今起きていること
そして、これから起きることを理解して対応できない人々は
お気の毒ですが、財産を失うことになるでしょう。
と書きましたが、これは「お金持ち」を対象に書いた言葉です。
投資は、難しいので簡単に書くことは難しいです。
また、わたし自身も、勉強不足です。
預金の場合は、日本国債が大きく売られることがあれば
預金金利も上昇するので、ある程度カバーできるかもしれません。
問題は、1000万円以上の預金が要注意です。
しかし、それも預金保険機構の残高により
返してもられるのがいつになるかわかりません。
つぶれそうな銀行に1000万円以内の預金をしているほうが逆に安全です。
預金保険機構の残高があるので、すぐに預金の引き出しできるでしょう。
ゆうちょ銀行は、日本国債を買っているのと同じなので注意が必要です。
日本のある大臣は、ゆうちょ銀行の貯金限度額を増やすことで
ご満足されているようですが、
金融のことを知らない世の中の人たちが
地方銀行から「表向き」安全そうなゆうちょ銀行にお金を移す可能性があります。
ゆうちょ銀行の限度額が増えれば、日本の新発国債を買うことができますが
地方銀行が持っている既発国債は売られるでしょう。
日本の担当大臣は、金融のことを知らないと思う。
また、国際会計基準が適用されることになれば
保有している国債が時価評価され
ゆうちょ銀行のバランスシートが大きく痛むことになるでしょう。
今の株式市場は、需給で動いているので（重要）
わたしのファンダメンタルズ分析は短期的には、当たりません。
株価が間違ってさらに上昇することがありますので留意ください。
ただ、今起きていることに気付くようなことが起きれば
株価は調整します。
株価が上昇すればするほど、下げがきつくなると思います。
株式相場の格言：山高ければ、谷深し
いつ気付くのか、その時期だけはわかりません。
総楽観論になったときが安心して売れるときです。
あと、買う人いませんから。
私のような者に はるるっぴさんから こんなにも 丁寧なコメントをいただき
読むのも 半分も理解できない者に 本当に ありがとうございます。
＞つぶれそうな銀行に1000万円以内の預金をしているほうが逆に安全です。
預金保険機構の残高があるので、すぐに預金の引き出しできるでしょう
よく覚えておきます。
新しくなったみんかぶにも なかなか慣れない どんくさい私ですが
辛口のはるるっぴさんの日記は 欠かさず読んでいます。
これからも 宜しく お願いします。