7日午前の東京外国為替市場で、円相場は続伸した。10時時点は前日17時時点に比べ11銭の円高・ドル安の93円74~77銭近辺で推移している。
米連邦準備理事会(FRB)は6日、米連邦公開市場委員会(FOMC)の3月16日の議事要旨を発表し、委員の一部から、金融引き締めを早めた場合のリスクに言及があった。米FRBによる金融引き締め観測が後退し、円買い・ドル売りが広がっている。
一方で「大きな流れはドル高基調」(国内信託銀行)との声も聞かれ、円が伸び悩む場面もあった。国内輸出企業による円買いは目立っていない。