SPE(エスピーイー)さんのブログ

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日本株には当面強気、でも株価には上昇下降のリズムあり

日本株(日経平均で代表させる)が連動し易い要因は、何か、最近少し考えています。
短期的には為替(円高で日経平均は下落し、円安で日経平均は上昇)ですね。これは日本経済を引っ張るのが、輸出産業の自動車、電機、精密機械、ハイグレードインフラ設備(素材含む)であり、先進国への輸出、特に米国への輸出で、メインの収益を稼ぐ構造になっているためです。

と言うことは、短期では円高円安で株価も動きますが、中長期では日経平均株価は米国の景気循環により最も影響を受けている事になります。実際に、検証してみると、米国の景気を端的に現すのは失業率ですが、米国の失業率のピークに2ヶ月程度遅れて、平均株価は底値を確認して上昇しているようです。

今回の米国失業率の推移は、昨年10月が最悪期であり、悪化が止まっていますが、日経平均の底打ちは12月初旬でした。現在は米国の失業率が高止まりはしているものの、天井は打ったと考えられることから、少なくとも今年の日経平均は上昇の方向であり、大きく下がる事は考え難い状況です。

景気回復を示唆する指標が多くなっている事実と考え合わせると、日本株に対しては、当面は強気でいけると思います。 

それでも、株価は上がれば下がるリというズムがあり、基本的には4ヶ月以上も押し目もなく、上昇が続くという事はないでしょう。
従い、3ヶ月を超えている上昇率と上昇日数を考慮すると、一旦は下落する可能性を考慮して、一旦利確し、押し目での再購入する銘柄を抽出しておくことが肝要だと思います。

賢い投資家は、先ずは損するリスクと儲かる可能性をも過去のトレンドと現在の各種指標とから、合理的に判断していける投資家です。賢い投資家になりたいものです。
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