ポイント
今日の日経平均株価は高めに寄り付いた後、ザラバは小動きで推移すると見ています。11,340円近辺でのスタートを想定しています。国内では重要な経済指標の発表はなく、海外ではイースター休暇で休場となる市場が多いことから、ザラバを大きく動かす要因が見当たらないため小動きと考えます。
今日のマーケットは?
先週金曜日に発表された米国の3月雇用統計を、米国株式市場よりも先に日本市場が織り込むことになります。為替市場の動きから見る限り、統計の反応は好意的で、ドル高円安が進みましたから、今日の日経平均株価は高めに寄り付くと考えます。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)11,360円をメドに、現物の寄り付き価格はそれを多少下回る11,340円近辺を想定しています。
ドル円は、雇用統計でドル高円安に振れたあと、ウェリントンやシドニーがイースター休暇ということもあって、落ち着いた動きになっています。
今日は大きな経済指標の発表は予定されていないため、高めに寄り付いた日経平均株価は、円安に下支えされて小動きで推移すると考えています。
決算は、カネコ種苗、カッパクリエートなど12社ほど。
警戒信号に要注意
無難なスタートになりそうな日経平均株価ですが、気になる動きもあります。
昨日お伝えしたように、米国のハイテク関連の指標に頭打ちが鮮明になっています。この指標がリーマンショック後の2008年11月の底打ちしたときには、恐慌が懸念される環境の中で、非常に違和感の強い回復シグナルでした。
今となっては、そのシグナルが正しかったことがわかるのですが、今回はちょうどその反対になります。景気の本格回復で沸き立っている中での頭打ちは違和感の強いシグナルです。しかし、経験的には警戒するに越したことはないと見る必要がありそうです。
加えて、日本のハイテク指標も米国に僅かに遅れて頭打ちのサインが出ています。同じく要警戒です。
詳しくは、FXブログ「野村雅道と楽しい投資仲間達」への私の投稿記事「米国の警戒信号点灯! : かかし」をご参照願えればと存じます。
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