NHK 新潟のニュース 新潟放送局2010年3月30日 20時8分更新
小千谷総合病院でガーゼ腹部に
小千谷市の病院で手術を受けた70代の男性の腹の中に手術で使われたガーゼが置き忘れられていたことがわかり、病院は男性に謝罪するとともに、慰謝料を支払うことにしています。
小千谷市の小千谷総合病院でことし1月、70代の男性患者が直腸がんの手術を受けましたが、縫合の状態がよくなかったため、翌日、再び手術を行いました。
男性はその後のレントゲン撮影で腹部の画像にガーゼのようなものが映っていることがわかり病院が調べたところ、再び手術を行った際に1枚のガーゼを置き忘れたものとわかりました。
病院によりますと、ガーゼは腸を抑えるために5枚使っていて、当時、手術を担当した医師や看護師が使ったガーゼの枚数を手術後に十分チェックしていなかったのが原因だということです。
ガーゼは手術をしてすでに取り除かれたということで、病院は男性に謝罪するとともに、慰謝料を支払うことにしています。
これについて小千谷総合病院は「患者にはたいへん申し訳なく思っている。職員全員で再発防止に取り組みたい」と話しています。