最大の焦点は4月1日に新規上場する第一生命保険。
時価総額は1兆4000億円程度と1998年のNTTドコモ(9437)以来の大型上場だ。契約者約738万人のうち、株式を受け取るのは約150万人と推定され、NTT(9432)の株主数の約103万人を大幅に上回る国内最大の銘柄になる。
大量の新たな投資家の誕生で、低迷が続く株式市場にカンフル剤効果を期待する声も高まっている。
今回のドル買いは日米金利格差の拡大という基本的なマネーの動きに沿ったもので、当面、円安傾向が続くとの見方が強まっている。
東京株式市場は外需・内需という両輪揃い踏みで、次のステージ1万2000円を迎えることになる。