人間というのは証券の相場に「慣れ」ることはない
1929年の世界大恐慌のさなかに、漫然と空売りをして一人勝ちを収めた希代の相場師。その相場観、成績の高さ、私生活の華々しさ、一転して悲劇的な家族関係とはたから見たら面白い人生を送った人です。
ちなみに、リバモア自身はピストル自殺。
彼の前半生は成功と失敗の落差の激しい人生であったといえる。
30歳にて破産は3回。
31歳のとき、リバモアがアメリカを揺らがすほどまでに影響力を持つ経験を味わう。総額にして1000万ドル以上の利益を上げうる相場の位置を占めたのである。
このまま売りまくれば、途方もない金額を手にすることができる反面、それはアメリカの証券市場の崩壊を意味していた。
しかし、ここでリバモア自身が、自分のおかれた状況に驚く。
というのも、売りまくったろうと思っていたが、そんなことをしたらアメリカの証券市場が消えちゃうからやめてちょ、と金融界の重鎮に諭されたのであった。
しかし、1915年、自己破産の申し立てをおこなった。
1929年、大恐慌。大幅な株安。
リバモアは慎重に売りから入り、大幅な売りポジションを展開。大天井を打った株価が下落に下落を重ねだすと売りに売った。
まさに忍耐と忍耐で勝ち取った勝利であるといえよう。このときリバモアは52歳だった。
2件のコメントがあります
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殿下、こんばんは
空売りしたときは独眼流でもチェックは必要です。
はいっ!
空売りしたときは独眼流でもチェックは必要です。
はいっ!
忍株さん こんにちは
空売りした時は片目だけでもチェックをし続けなければいけませんね。
空売りした時は片目だけでもチェックをし続けなければいけませんね。