用語<SIV(ストラクチャードインベストメントビークル)>

SIV(ストラクチャード・インベストメント・ビークル)は、特別目的会社が銀行やファンドから出資を募り、さらにコマーシャルペーパー(CP)で負債を調達して、土地や不動産などを担保にした長期証券である債務担保証券(CDO)や資産担保証券(ABS)に投資するプログラム。
これまでSIVは低コスト資金を利回りのよい長期証券で運用することで利益を上げてきた。
だが、価格が下落した場合には親会社への負担が大きくなるというリスクがあるものの別事業体で運営しているためこれまでは顕在しなかった。

SIVの仕組みは銀行世界最大手、米シティが1988年に創設した。
その後、欧米の主要金融機関が傘下にSIVを設立し、現在30社前後のSIVが存在するとみられている。

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「米シティ傘下SIV、借り換えをカバーするために資産売却の可能性」
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-28828320071112

金融機関はまだ損失拡大するのか。
また、土地や不動産などの価値の低下が懸念されるかもしれません。
米市場に広がれば、日本も影響受ける可能性が出てくるかもしれません。
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