影さんのブログ
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投資信託の分配金について
つまらぬ回想日記を書いてしまいましたが、続編は少し真面目に投信の分配金について考えてみたいと存じまする。
投信の分配金は、「受け取る」または「再投資する」という選択肢がある場合が多く、考えが分かれるところかと。念のため定義しておくと、まず毎月分配型の投信は今回論じませぬ。これは正直論外。唯一REIT型の投信・ETFのように、毎月親ファンド側での収入があるものは以下と同じ扱いになりましょうか。
今回対象となるのは、REIT、海外株式などを対象とした投信・ETFで、年1~2回程度の分配金の出るもの。
これらは結構大盤振る舞いで分配金を出すものが多く、分配金が出ると当然その分基準価額は下がりまする。基準価額が下がると、買う側にとって「お買い得」な印象を与えるため、売る側にとっても好都合。それまで保有していた人も再投資するには安い方が良いわけで、皆が一見幸せなように思いまするが、投信の場合基準価額と運用実績は異なるもの、分配金分を差し引いただけで、決して「割安とは限らない」のだということを考えねばなりませぬ。
では、分配金は「受け取る」と「再投資」とどちらが得なのか?まず再投資派のご意見としては、「長期投資のための複利効果」や「分配金にかかる税金」を挙げる方が多いようでござりまする。まとめると、「分配金は再投資した方が無駄がなく、長期資産形成に適している」ということかと。
拙者は申し訳ありませぬが「受け取る」派。なぜなら「この先上がるかわからないから」でござりまする。もし、リーマンショック直前に分配金を再投資したらどうなっていたか?それは火を見るより明らかでござりましょう。
「そんなこと事前にわかるわけないじゃないか」と批判を浴びそうでござりまするが、事前にわからぬからこそ、「貰えるものは貰っておけ」、「利食い千人力」なのでござりまする。
投信は運用実績が良いと分配金も増えまする。運用実績が良いということは、そこまで順調に基準価額が上がってきたということを示し、ファンド側にも分配金を出せる余裕がある、すなわち「利確も考えた方が良い」時期と申せましょう。
たらればの話をしても仕方ないので、もう少し具体的に申すと、添付紐育ダウの週足を見て頂きたく。まず2007年12月に赤(26週線)と青(13週線)がデッドクロスしておりまする。その後2008年1月、3月でそれぞれ13週線、26週線が緑色(52週線)と長期デッドクロスしており、こうなるともう「売り」。少なくとも再投資などせず「利確」すべき時なのでござりまする。
拙者が回想日記で申したかったのは、窓口姫の素敵な微笑みについてだけではなく、「投資はタイミングが命」ということ。手数料が高かろうが、分配金をどうしようが、窓口姫に言われようが、全てはタイミング良く投資することが肝要で、タイミングを誤らぬことがすなわち長期投資なのだということでござりまする。
ちなみに拙者は、投信・ETFの分配金や株式の配当は、必ず銀行定期等の非リスク資産に入れておりまする。持ってるとついつい余計な投資をしてしまうもので…(^^;
投信の分配金は、「受け取る」または「再投資する」という選択肢がある場合が多く、考えが分かれるところかと。念のため定義しておくと、まず毎月分配型の投信は今回論じませぬ。これは正直論外。唯一REIT型の投信・ETFのように、毎月親ファンド側での収入があるものは以下と同じ扱いになりましょうか。
今回対象となるのは、REIT、海外株式などを対象とした投信・ETFで、年1~2回程度の分配金の出るもの。
これらは結構大盤振る舞いで分配金を出すものが多く、分配金が出ると当然その分基準価額は下がりまする。基準価額が下がると、買う側にとって「お買い得」な印象を与えるため、売る側にとっても好都合。それまで保有していた人も再投資するには安い方が良いわけで、皆が一見幸せなように思いまするが、投信の場合基準価額と運用実績は異なるもの、分配金分を差し引いただけで、決して「割安とは限らない」のだということを考えねばなりませぬ。
では、分配金は「受け取る」と「再投資」とどちらが得なのか?まず再投資派のご意見としては、「長期投資のための複利効果」や「分配金にかかる税金」を挙げる方が多いようでござりまする。まとめると、「分配金は再投資した方が無駄がなく、長期資産形成に適している」ということかと。
拙者は申し訳ありませぬが「受け取る」派。なぜなら「この先上がるかわからないから」でござりまする。もし、リーマンショック直前に分配金を再投資したらどうなっていたか?それは火を見るより明らかでござりましょう。
「そんなこと事前にわかるわけないじゃないか」と批判を浴びそうでござりまするが、事前にわからぬからこそ、「貰えるものは貰っておけ」、「利食い千人力」なのでござりまする。
投信は運用実績が良いと分配金も増えまする。運用実績が良いということは、そこまで順調に基準価額が上がってきたということを示し、ファンド側にも分配金を出せる余裕がある、すなわち「利確も考えた方が良い」時期と申せましょう。
たらればの話をしても仕方ないので、もう少し具体的に申すと、添付紐育ダウの週足を見て頂きたく。まず2007年12月に赤(26週線)と青(13週線)がデッドクロスしておりまする。その後2008年1月、3月でそれぞれ13週線、26週線が緑色(52週線)と長期デッドクロスしており、こうなるともう「売り」。少なくとも再投資などせず「利確」すべき時なのでござりまする。
拙者が回想日記で申したかったのは、窓口姫の素敵な微笑みについてだけではなく、「投資はタイミングが命」ということ。手数料が高かろうが、分配金をどうしようが、窓口姫に言われようが、全てはタイミング良く投資することが肝要で、タイミングを誤らぬことがすなわち長期投資なのだということでござりまする。
ちなみに拙者は、投信・ETFの分配金や株式の配当は、必ず銀行定期等の非リスク資産に入れておりまする。持ってるとついつい余計な投資をしてしまうもので…(^^;
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>分配金分を差し引いただけで、決して「割安とは限らない」のだということを考えねばなりませぬ。
REIT-ETFは私は持っていますが、
これ分配金も結構出るんですよね(^^ゞ
私は安値で買って放置してますけど^^
>まとめると、「分配金は再投資した方が無駄がなく、長期資産形成に適している」ということかと。
これで間違いないかも?
私が実体験として持っていますから(笑)
>窓口姫に言われようが、
ここツボにはまったかも!ギャハハハ(≧▽≦)
>窓口姫の素敵な微笑みについてだけではなく、
(=゚ω゚)ノ ---===≡≡≡ 卍 シュッ!
ってかましとかないと!
う~む 思い当たる節が。。。
あたしも最初は利益がでたらそれを再投資にまわしてたんですよね、したらパリバショックで全てもってかれた痛い思い出が、、、(笑)それから、利益が出た分は別にして、最初に決めた投資資金の範囲内での投資を心がけてます。再投資にまわすと、結局投資金額がふるらんで思わぬリスクを背負うことになるんですよね。。。^^;
お言葉頂き御礼申し上げまする。
REIT-ETFは拙者も保有しておりまする。REITは賃収があるので、下がった時が買い。安値で買って放置し、分配金を頂く、これまさしく王道でござりましょう。流石かと存じまする。
REIT-ETFの場合は、分配金受け取りのみで、再投資できなかったのでは…?ともあれ、誤解なきように申しておくと、買い時さえ間違わねば再投資も決して否定は致しませぬ。大事なのは全てタイミングかと(^^)
「窓口姫」…どうもこの部分は皆さま妙にお気に入りのようで…(^^;
お言葉頂戴し深謝申し上げまする。
いやいや、拙者も耳が痛い。いつの間にか投資に回す金額が膨らんでいて、気付けば首が回らなくなっていることがござりまする。
なるべくナンピンできるように資金を管理しておりまするが、上げ相場の途中で押し目が来ると、ついつい「お買い得」感が出てしまい、資金をつぎ込んでしまうことが…(^^;
少なくとも配当と分配金だけは別にしておりまする。これだけでも随分気分的には楽なようで…(^^;