【綜合警備保障】10/3期計画据え置きだが上振れの可能性、…

[TIW藤根 靖晃さん]

10/3期計画据え置きだが上振れの可能性、アジア展開も評価

＜アジア展開も評価し、上昇余地があるだろう＞
株価水準を指標面で見ると割安な水準と考える。10/3期の上振れの可能性が高いことや、アジアでの事業展開を開始したことも評価できるだろう。上昇余地があると考える。

＜10/3期3Q累計は減収増益、契約件数は増加基調＞
10/3期3Q累計（4-12月）は減収増益だった。景気悪化の影響で減収だが、外注費や売却・工事原価の減少、勤務体制の効率化、人件費や経費の削減効果などが寄与した。機械警備業務の契約件数は、伸び率は鈍化しているが増加基調を維持している。

＜10/3期計画を据え置きだが、上振れの可能性＞
10/3期通期の会社計画を据え置いたが、計画に対する進捗率は高水準である。期末要因による人件費増加などを考慮しても、上振れの可能性が高いだろう。11/3期も契約件数の増加などで増益を予想する。国内のセキュリティ市場は収入の伸び悩みが懸念されるだけに、中期的にはアジア市場での事業展開が注目点だろう。（水田　雅展）

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