通常、FOMC後に行われる公定歩合引き上げ。
これがNY市場引け後に発表された。
これを受け、ドルがストップロスを巻き込み、一段高。
ドルショート目線が多くなっていただけに、しばらくドル高継続となりそう。
最近見られた、ドル高傾向には、このような背景があった模様。
意外なドル高にユロドル、ポンドルは直近の安値すら割り込む展開となり、下値のサポートがしばらくないため、断崖絶壁状態。
ユロドルは1.345をサポートできないとなれば、次の下値は一気に飛んで1.3割れのところとなっている。
ポンドルに関しては下値サポートがまったくといっていいほどなく、大幅に下落するリスクがあるため、当面様子見が懸命。地合い次第ではm今後1ヶ月で1000pip以上の下落も想定。
ドル円のチャート上の高値は93.75付近。200日MAの92.25付近が現実的な上値?
NY市場引け後の発表なだけに市場が織り込みきっているかどうかは今晩の欧米市場まで様子をみて見極めたいところ。
意外な政治的要因はストップロスの連発が起こりやすいため、注意。
金融引き締めのイメージを与え、世界の株価のリバウンドに水を差すリスクも伴うかもしれない。
米中関係が今、微妙な駆け引き状態にあるため、米の対応に対し、中国がなんらかの対抗策をだしてくる可能性もあり、米中関係で、ドルが急変動するリスクを考慮しておきたい。
オバマ大統領とダライラマの会談により、中国側のなんらかの圧力は想定しておきたい。
(米国債保有の更なる減少、ドルの持ち高を減少させるなど)