TIW藤根 靖晃さんのブログ
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【東京製鐵】10/3期営業赤字見通しに下方修正。輸出再開な…
10/3期営業赤字見通しに下方修正。輸出再開など明るい兆しも見える
<マージンは4Qが当面のボトムと予想>
建設用鋼材の需要低迷とマージン(製品価格と鉄スクラップ価格との差)悪化で、1月22日の3Q累計(4-12月)業績発表時に10/3期の営業利益見通しを大幅下方修正(53億円→▲37億円)した。想定以上の大幅な下方修正となったが、明るい兆しも見える。マージン悪化が今回の業績下方修正の主因ながら、2月から3,000円の引き上げ(ほぼ全鋼種)を打ち出しており(10/3期業績への寄与は限定的)、マージンは4Q(1-3月)が当面のボトムとなりそうだ。アジア向けの輸出環境が好転しているため、本年2月から5カ月振りに鋼材輸出を再開することも好材料。同社の10/3期業績予想には織り込まれていない。低PBR(09年12月末の実績PBR0.55倍)と、高級鋼市場への参入による中期的な収益拡大期待が株価の下支えとなり、押し目買いが有効と考える。
<11/3期は営業赤字見込むが、償却増除けば増益を予想>
マージンは10/3期4Qをボトムに改善、田原工場の寄与により11/3期は販売数量も増加に転じると予想。田原工場の稼動により10/3期比で130億円程度の減価償却負担増が見込まれ、表面的には営業赤字となる可能性があるが、償却負担増を除けば営業利益は10/3期比増益に転じると予想する。(佐藤 謙三)
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