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慣れと違和感

商品相場をはじめたのが1999年。
当時の金価格はかろうじて1000円を維持しており後に900円を割れた後今日の上昇を迎えているわけだけど。
これは商品に限ったことではないと思うのだけれど安値のときと高値のときではその動きは比(パーセンテージ)で見れば数字は大差ないかもしれないが差(絶対値)で見ればぜんぜん大きさが違うーまあ最近は比も大きいが^^;

当時は金なんていうものは1日10円動けばいいところ、どうかすれば3円すら動かず限月間のサヤもせいぜい当先で10円前後で裁定取引を限月間でやるにはかなりの熟練が要るし、労力が多いのに利益はほとんどなかっただろう。
いや、現在と違い監督省庁の認可の元、取引所の定めた手数料が一律に徴収されていたので事実上個人での金の限月間裁定取引は不可能だった。

ところが今は日中の中の動きで天底20円は珍しくないしどうかすれば40~60円動く。今日などはお昼過ぎに先が3100円になっちゃったよと笑っていたら30分後には3081円まで押し返されていた。この間当先のサヤは15~32円、17円幅ほど開閉した。
これだけ動けば裁定に徹しても十分な利益を得られる。
手数料に関しても会社によっては1枚420円(日計りなら210)。金は1ティック動けば1000円の損益が発生するので手数料の問題もどうにかクリアできるー私の使ってるところはもう少し高いけれど問題ない。

ただ・・・やっていると金ではなくて白金を売買しているのではないかと錯覚することもある。それくらい激しい動きに感じる。
まあ、片玉もサヤトリも決まった作業を条件反射でやっているだけという点は同じなはずなんだけれど、はじめからよく上下に動くという認識のできている白金やガソリン・灯油、ゴムなどと違って片玉で波に上手に乗ることができずにいます。
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