霜が降りるちょうど今頃。甘味が増して最も美味しく
なるのが「小松菜(こまつな)」。
http://www.shufu2.jp/dic/hinto/0022.html
一見、ホウレン草に似ていますが、カルシウムはホウレ
ン草の5倍、カロチンやビタミンC、鉄分等も豊富で非
常に栄養価が高いです。
都市近郊での栽培が盛んで、東京、神奈川、埼玉など
関東地方での生産量が約8割を占めており、消費量も関
東が最も多いです。
栽培されたのは江戸時代からと言われていますが、徳
川第8代将軍の吉宗が、小松川(東京)の近くでこの野
菜を使った汁を食べたことが名前の由来とされています
(5代将軍綱吉との説もあります)。
その「小松菜」に似た野菜で、愛知県或いは東海地方
には「もち菜(もちな)」というのがありました。その
「もち菜」だけを入れた極めてシンプルなお雑煮、食べ
る前に花カツオを上からたっぷりとかける訳ですが、こ
れがまた美味しいです。この「もち菜」、関東地方では
手に入らないのが残念です。