米国雇用統計のごまかし

はるるっぴさん
ひとりごと日記です。

先日、休みがとれたので
観光地に行った。

現地で乗ったタクシーの運転手さんが

「(売上が)全然ダメですわ~」

「テレビに出てくる経済専門家は、
 リーマンショックのようなデカイことを
 予想できないから、話にならないねぇ~」

「天気予報も外れることがあるから困るよ~」

などと言っていた。


現地の観光案内所で感じのよさそうな係りの人に

「ランチのおいしいところはどこですか?」と聞いた。


最初は、

「どこもおいしいですよ~」

と事務的な答えが返ってきた。


もう一度やさしく、小さい声で

「その中でも、おいしいところはどこですか?」と聞くと

係りの人は、地図で場所を指差して


「ココです!」(>_

と教えてくれた。


そこで、昼食を食べたら
やっぱり美味しかった。

係員さんありがとうございます。


さて、

世界経済の中心でもある
アメリカの基本構造は

輸入が多い。

輸入を支えているのがアメリカの「消費」です。

アメリカの消費は、GDPの70%くらいと思う。
世界の全体の消費では見れば、GDPの20%くらいになる。


アメリカの雇用統計が注目される理由は

アメリカ人が失業してしまうと
世界の消費が減ることを意味します。

だから、地球儀の上にある
世界中の投資家がアメリカの雇用統計を重視する。

日本やオーストラリアの雇用統計は、あまり重視されない。


日経新聞にも書いてあるように
米国雇用統計は、前月を調整しているのでわかりづらい。

「ごまかし」がある。


仕事捜しをあきらめた人は、含まれていないので
完全失業率は、17%を超える異常値になっている。

さらに重要なのは、いままでは

アメリカ独特の「レイオフ」だった。

1年後、景気が回復すると職場に復帰することができた。
しかし、今回は、「レイオフ」ではないケースが多い。

(・_・;)


アメリカは、内需がダメ。
外需が頼み。

現在のアメリカでは、
ドル安は、好都合になる。


世界経済危機の震源地アメリカの
NYダウが意外と底堅いのは

空売りの「買戻し」と「ドル安」にあるかもしれません。


NYダウ構成銘柄は、ピカピカの30銘柄しかなく
その売上がほとんど海外なので

NYダウを見ていても
アメリカ本国の経済の実体はわからないでしょう。

「外需頼み」になっている。


しかし、好調と言われる中国経済も
日本の財務大臣も指摘しているように
バブルの懸念がある。

香港の高級マンションの一室が54億円など

おかしい。

バブルが香港、上海から北京、広州に広がって
いずれ崩壊するでしょう。

バブルだから。


外需頼みも限界がある。

米国雇用の

非農業部門雇用は、
リーマンショック以降
700万人以上雇用が減っている。

(・.・;)


増えているのは、人材派遣の
アルバイトが増えているだけだったりする。

実際にリスクを取る投資家は、
手数料を取る専門家と違うので

米国雇用統計の中味を見る必要がある。


悩ましいのは

アメリカは、高校を卒業しても働くところがない。

(ほとんど、仕事がない。)

結局、高校にスカウトにくる軍隊に行く人もいる。

軍隊が増強されると、第二次世界大戦の
ドイツや日本のように
戦争もできるようになったりする。

(くわしくは、歴史の専門家へ)


中国も報道されているように
大学を卒業しても働くところがない。


アフガニスタンのように
局地的な紛争が起きることも心配になる。

「恐いなぁ~」


想像できることは、起きる。
なぜならば、想像もできないことが起きるからです。

そうならないよう、世界の叡智による平和を願いたい。


日本の長期投資家が、活躍できる場面もあると思う。


馬なり投資は、ダメでしょう。
いずれ、崖から落ちる。

手綱をしっかり持つことが必要だと思う。

今、高いところで「買い」に行って
梯子をはずされたらアウトです。

(われこそは、プロなりと思う人は別です。)


「売り」も簡単ではないことは、
昨年ある程度証明されている。

真面目な長期投資家は、
ヘッジ以外の目的で「売り」はしない。


ファンダメンタルズ的には、
株価が上昇する理由は全くありません!
(野村證券の課長の言葉より)

しかし、いきつくところは、ファンダメンタルズなので

投機家を中心とする需給相場から
ファンダメンタルズを反映する相場になったとき

理解できるように

長期投資家は、世界の実態経済の動向を
把握する必要がある。


その際、現場の情報が頼りになるでしょう。


多くのシナリオを想定して
変化に対応できる投資家が優秀な投資家だと思う。


世界の歴史は、大きな転換点に来ている。

あとで振り返ったら、

「あの時がそうだったのか~」と思えるかもしれません。


社会のために頑張っている会社が困っているときが
長期投資家の出番です。(個人的な考え)

「待つ」ことも投資かもしれません。
個人投資家の最大の武器は「時間」です。


おしまいです。
1件のコメントがあります
1~1件 / 全1件
おはようございます。
数日振りにPCを開きました。
最初に見るのが、はるるっぴさんのコメントです。
大体の世の中の流れがわかるので、とてもありがたいです。
これからも、ファンでいますので、よろしくお願いいたします。(^^)/
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