09/12期業績・10/12期計画は概ねTIW想定通り、指標面で割安感がある
<割安感が顕著、株価上昇を予想する>
TIWでは、株価上昇を予想する。その理由は、(1)同社の主な顧客は中小企業の製造業だが、大企業に比べ裾野が広く、依然として開拓余地が大きい、(2)09年12月に東証1部上場を実現し、今後は認知度向上による更なる拡販が見込まれる、(3)PB(プライベートブランド)販売強化に注力しており、中期的には更なる利益率向上が期待出来る、(4)11/12期TIW予想PER10.5倍と、指標面で割安感が顕著であり、現在の株価は評価不足と見る、などによる。
<10/12期業績は2桁増収増益を予想する>
09/12期業績は売上高142億円(前期比1%増)、営業利益9億円(同22%減)と会社計画通りに着地。決算発表時に公表された10/12期計画は売上高166億円(同17%増)、営業利益11億円(同26%増)で2桁増を目指す内容だが、09/12期業績及び10/12期計画共に概ねTIWの想定通りであった。10/12期は既存顧客の利用減による注文単価の落ち込みが予想されるが、09年12月の東証1部上場実現などの認知度向上の取り組みや、PB・輸入品の販売強化による利益率改善策などが奏功し、前期比2桁の増収増益が期待出来よう。
リスク要因は、競合他社参入による販売価格競争の激化、既存顧客の利用減による注文単価の落ち込み、急速な円安進行による輸入品仕入れコストの増加、など。(高辻 成彦)
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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