株価の上昇は新ゲーム、プラットフォーム戦略次第
＜会社計画は超過して着地しよう＞
業績の拡大は順調そのものといえる。会社計画は保守的に算出されており超過して着地する可能性がある。ただし、PV（ページビュー）が低下しており、課金コンテンツの売上減少へと結びつく可能性を捨てきれない。PCの展開やプラットフォーム戦略など詳細は明らかにされておらず、様子見から株価の上値はやや重くなる可能性がある。
＜「GREE」のPVが減少＞
12月末時点における「GREE」の総会員数は1,673万人、ARPU（一契約当り月間平均収入）は134円へ上昇した。一方で12月のPVが11月に対して減少、一人当りのPVも減少した。課金コンテンツ売上の減少に結びつく可能性が考えられることから、やや不安感の生じた10/6期2Q累計（7-12月）の決算であった。ただし、新ゲームの投入が控えていることもあり、業績の先行きに対して悲観視するほどの状況ではないとTIWでは考えている。先述の通り様子見から株価の上値はやや重くなる可能性があるが、株価の水準は低位にあり新ゲームの投入やプラットフォーム戦略次第で上昇する機会が訪れるだろう。（鈴木 崇生）
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