月とスッポンさんのブログ
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オバマの金融規制法案についてのまとめ④切捨られるGとB
☆切り捨てられるガイトナーとバーナンキ
・ウォール・ストリート・ジャーナルにベン・バーナンキFRB議長の再任に関する上院の承認が難航するだろうという記事が出た。
http://www.nytimes.com/2010/01/23/business/economy/23fed.html?hp
・ウォール街寄りの新聞であるウォール・ストリート・ジャーナルでさえ、読者アンケートではバナンキ再任反対の方が多いです。
・上院共和党院内幹事のジョン・カイル(共和党・アリゾナ州)が共和党上院議員全員に「この票決に関する態度をハッキリしろ」という催促状を出した。これはキャピトル・ヒルの隠語で「NOと投票しろ」という指示が出たことを意味する。
・バーナンキ再任の可能性を確信している、と共和・民主それぞれの大御所上院議員2名が連名でステートメントを発表。バーナンキを「ポピュリストの餌食」にするよりは、マーケットを落ち着かせるためには必要と判断。(最新情報1/24)
http://www.nytimes.com/2010/01/24/us/politics/24bernanke.html?hp
・去年の暮れまで、ガイトナーとバーナンキはチームになって、Too Big To Failというコンセプト自体を【合法化】しようとしてたのを覚えていますよね?連銀にスーパーレギュレーターとしてTBTFのお目付け役を与えようとしていた。ところが年明けたら、180度急回転でしょう?
・オバマは、民主がこれ以上の議席数を失うのを阻止するために、We Want Money Back!のスローガンで押しまくることにした様子なんで、それで、オバマはガイトナーを切ったんだな・・・と思った。
・We want money back!(納税者のカネを返せ!)を連呼して、会場の聴衆にも一緒に叫ぶように挑発するオバマの姿をさっきTVでみて、オバマは、少なくとも年後半の中間選挙までは、ポピュリスト路線にクビまで漬かることを決心したようだ。
・結局、ポリティカルな世界の話。その間はウォール街叩きという実弾で中間選挙を守ろうとする民主と、オバマとリベラルを潰してマジョリティ奪回を図る共和保守との戦いになるんだろうから、金融機関の出番はないわけで、その間、大手金融機関は相場では弱含むと思う。
⇒身辺一新のためのスケープゴート?
でもこんなときに要職があやふやで日本と同じ政治不安丸出しじゃんーー;しっかりしてよねー。
①~③はこちら☆
http://minkabu.jp/blog/show/206486
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