月とスッポンさんのブログ

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オバマの金融規制法案のまとめ①ボルカーショックとは?

昨日packpackさんからいただいたコメントで、「ボルカーショック後のダウの動きが参考になるのでは」といただいたので、まずはボルカーショックとは何ぞや?ということで、、、

ボルカー・ショック [編集]
カーター政権の経済政策の失敗は、イラン革命に端を発した第二次オイルショックによって極まっていた。79年からFRB議長職にあったボルカーは、深刻な財政赤字とインフレ、高失業率にあえぎ、スタグフレーションにあった米国経済の局面打開を図るべく、レーガン政権下においてレーガノミックスを主導する。
ケインズ嫌いで知られていたボルカーは、カーター政権までの経済政策を批判し、インフレ抑制を最優先課題とした貨幣供給量を引き締める高金利政策を実施した。今日のいわゆるマネーサプライ政策は、それまで5%台だった短期金利を20%まで跳ね上げ、米国民の銀行預金は一気に高利回りの投資信託などへとなだれ込むこととなった。金融界にもたらされた高金利のショックは、中小金融機関の多くを倒産に追い込んだが、高いインフレ率は見事に収まりを見せ、結果的に米国経済の景気拡大を継続させる基盤を整えた。他の経済学者がスタグフレーションの解決策を理論的に提示できなかったこととも相まって、ボルカーは「20世紀最高のFRB議長」とも評価されている(以上wikipediaより)

で、このおっさんが何をしようとしてるのかというと、(↓以下某ブログより転載)

「米国は深刻なリセッション(景気後退)に陥っており、米経済の立て直しには今後“数兆ドル”が必要」
 これは、21日にオバマ大統領の経済顧問のボルカーさんが言った言葉だ。
 ポール・ボルカー(Paul Volcker)、『20世紀最高のFRB議長』と評価される男。
今のFRB議長はバーナンキさん、その前がグリーンスパン、グリーンスパンの前任者がポール・ボルカーね。
 彼が評価されている理由は、レーガン政権の下でレーガノミックスを主導し、オイルショックで物価の高騰に喘いでいたアメリカ経済を高インフレから救ったことにある。
 短期金利が上昇してアメリカの金融機関がたくさん倒産したって副作用もあって、政財界から「やめろー!」って強い反発の声が上がってたんだけど、半ば強行的にこれを成し遂げたことが後々の評価に繋がった。
 FRB議長として中央銀行の独立性を守りながら、マーケットにはっきりとしたメッセージを伝えた議長として個人的にも評価してる。
 彼がアメリカ経済を立て直すのに“数兆ドル”必要だって言ってるんなら、必要なんだろ。
 なんかやってくれそうな気がする。
 まぁ、やるのはバーナンキさんなんだけどね。
 FRBと政府がきちんと対話を重ねて金融政策を実行するってスタンスはなんとも心強い。
 でも…。
 さらに“数兆ドル”の資金拠出がなされるとなると、アメリカの財政には多大な負担となり、ドルの信認がさらに低下する可能性がある。
 こうなれば今度はインフレだ。
 ボルカーさんもこれはきちんと踏まえてて、将来のインフレリスクを常に頭に入れてるようだ。
 これはものすごく重要なことで、景気が悪化してから回復に向かおうとするとき必ず出てくる議論。
 金融政策は、物価の状況を深く注視しながら金利を引き下げたり、市場に資金を注入していく。
 初めのうちはいいんだけど、だんだんと市場にマネーの余剰感が出てくる。
 金余りはお金の価値を下落させ、同時に物価を上昇させる。
 この物価上昇スピードが急激になっちゃうと回復軌道に乗ったと思った景気は再び後退してしまう。
 こうなっちゃうと困るから、物価が上昇してきたなってところで金利をちょっとだけ上げる。
 この瞬間が相場の転換期で、プレイヤーはここがいつなのかを見極めようと日々努力を重ねてる。
 オバマ政権の経済・財政チームはドリームチームって印象が持たれてて、その分期待が大きい。
 バーナンキさんも含めて、財務長官のティモシー・ガイトナー、国家経済会議委員のローレンス・サマーズ、そしてポール・ボルカー経済顧問。
 正直、楽観はしてない。
 相場の転換までは道のりは長く、これからドルの凋落を経験する局面に入っていくって考えてるから、それを見ない限りはやっぱしっくりできない。
 100年に一度の金融危機の本当の姿を見るまでは。

☆ボルカーショック後のダウの動きについて、誰かおせーて><
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