交渉中と見られる資本提携の行方が注目される
<PSAの資本参加が実現すれば株価にプラスとなろう>
仏プジョーシトロエングループ(以下PSA)との資本提携交渉が足元で進んでいる模様だが、PSAの資本参加が実現し優先株の処理が進めば財務上のリスクが軽減することに加え、提携が数量、採算面の改善に繋がる可能性が高まるため、株価にポジティブとなろう。交渉が事実であり参加が実現し内容が確認できるまでは様子見のスタンスを採りたい。
<下期急回復型の計画達成の確度は高まる>
10/3期の同社計画は上期(4-9月)と下期(10-3月)の段差が大きく下期の比重が高かったため、TIWでは計画達成のハードルは高いと考えていた。しかし、上期は出荷抑制を図る中、上期後半販売が上向き在庫圧縮が大きく進展、下期の小売も全般に堅調で地域によっては想定以上のところもある模様であり、同社計画線で生産、出荷増が図れている様子であること及び為替前提にも余裕があるなどから、今期計画の達成確度は高まってきたと言えよう。このため従来下振れを見込んでいたTIW予想は今般同社計画並に修正する。(高田 悟)
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