【韓国政治】外交部「国際社会寄与」通じて国格高揚

[アジアさん]

　外交通商部は31日、大統領業務報告で2010年の外交核心課題を「グローバル
コリア」達成として実践課題を提示した。韓国政府の本格的な「国格高揚」が始
まったわけだ。

　最も注目される部分は国際社会寄与に対する外交的努力だ。政府開発援助(ODA)
先進化と国連平和維持活動(PKO)参加拡大がグローバル外交の2本の軸として提示
された。経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会(DAC)加入を契機に、先進国型国際開発協力体制を構築するという計画だ。

　PKO兵力も1000人以上増員する。何よりアフリカ地域に対する関心は2010年韓
国外交の大きな特長と見られる。ODAとPKO活動の相当部分がこの地域に集中する。
品格高い外交で国格を高めると同時に、アフリカとの協力を強化して、今後の資
源外交の布石として活用するという政府の意図が読まれる。

　また大統領が直接国格外交の一線に出る。今年は韓国がホストでG20(主要20カ
国)首脳会議と韓・中・日3カ国首脳会談を開催する。

　北核問題の実質的な解決も政府としては無視できない重要な外交的な課題だ。
2010年には北朝鮮の6者会談復帰と不可逆的非核化措置のためにグランドバーゲ
ン(一括妥結)を持続的に推進するというのが政府の意思だ。