毎年クリスマス休暇前後でファンドマネージャーが自身が運用しているファンドの成績を上げる為に相対的に売り買いでは買い需要が高まる傾向があったが、残念ながら今年はその傾向が見られなかった。香港市場は周小川総裁の利上げ言及の影響もあってか売り圧力が強まったのも一因かもしれない。外部環境的には決定的な好悪材料がないため、ボックス相場が依然として続いているが、継続的に買われる要因もなく、すぐに戻り売りとなる傾向がある。このまま何も無ければ来年2~3月頃から業績発表が本格化することとなり、市場参加者は業績見通しに神経質な展開になるだろう。後は当局の利上げのサプライズか人民元切り上げ系口先介入があるかどうかだと思う。一方、ドル円の為替レートは91円台でやや落ちついている。個人的な希望としてはせめて100円くらいまでは円安に振れてほしい。一時期の84円台よりかはマシだけど。