雲の上限をこえられるか

[映画ずきのしんちゃんさん]

２１日の日経平均は１０１８３．４７（＋４１．４２）と小動き。雲の上限１０１９７でぴたりとおさえられている。これが抜けるかどうかが、当面の焦点だ。RCIは下降だが、遅行線は抜けそうになっており、ボリンジャーはプラスシグマで、上に抜けるのを期待したいところ。週足はまだ雲の中だが、基準線の上。

ダウは１０４１４．１４（+８５．２５）依然堅調。転換線、基準線を回復したが、ボリンジャーはTPをこえたものの、プラスシグマ１０４５７は届いていないので、まだ上昇基調回復は確認できない水準。しかし週足は、基準線転換線の上、プラスシグマを維持しており、中期的な上昇基調は堅持している。

ドル円は９１．１６。基準線、転換線の上、雲の上限９０．８０を突破、いわゆる三役好転になり、ボリンジャープラス２シグマ９０．８０をこえてきており、短期的なドル高トレンドが発生してきている。週足基準線は９１．２５の手前で止まっているが、この水準をさらに抜いてくれば、中期的なドル高への転換が考えられる。

アメリカの国債１０年ものの動きはまだはっっきりしていないようにみえるが、どうやら日銀のデフレ克服の決意表明をうけ、為替の方は、ドルの上昇基調への転換が明確になってきた。これをうけて、東京は上昇が期待される。日経平均が日足雲の上限、ボリンジャーのプラスシグマをこしてくれば、上昇の勢いがついてくるだろう。もっともクリスマスの休みで薄商いでそのエネルギーがでるかどうか。