宮崎学さんの談合文化論を読んだ。なんというか消えていく人たちの物語という感じだ。武士とか侍がいなくなったように、談合を必要とする層も多分消えて行くのだと思う。でも侍や武士がいなくなっても、武士道という思想はそれなりに生き残っている。帯刀する人はいないし、今後もいないだろう。刀を持つことに憧れたり懐かしんだりする人もいるかも知れないけど、そういう人は変わり者になる。亀井大臣は、たぶん、最後の生き残りなのかもしんない。読み終わったときに感じたのは、土建屋とかゼネコンとか、談合しないと生き残れないようなものは「商売」とは呼べないし、経営ではないし、企業でもないと思う。それにしても、検索エンジンが、マスメディアみたいになったら嫌だなぁと心配している今日この頃です。検索結果が正しいとは限らないと思っておくことも大事です。道具の使い方を間違とひどい目に合うよなーと思う今日この頃。
