円高を嫌気。

[UMC取締役 岡部さん]

木曜日の東京マーケットは、前日の米国株式市場が、10月の米卸売在庫が市場予想を上回ったことが好感され上昇したが、短期的な過熱感から売りが先行して寄り付いた。その後、外貨国為替市場で円相場が1ドル＝88円台前半で推移していることから、日経平均はプラスに転じる場面も見られたが、これといった材料に乏しいことから前日終値付近でもみ合う展開となった。
後場に入ると、アジア各国の株式市場が下落したことから投資家心理を冷え込ませ、日経平均の下げ幅は一時170円を超える場面も見られた。また、外国為替市場で円相場が円高基調に振れたことも下げ幅を拡大する要因となった。
業種別TOPIXでは、電気・ガスが上昇した一方、鉱業、海運、ゴム製品が下げた。個別では、三洋電機、帝人、長谷工コーポレーションが高い。半面、スズキ、ＡＣＣＥＳＳ、ジャフコが下げた。

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