円高で暗雲

9日の日経平均は、10004.72(-135.75)と下落。雲の下限で跳ね返されて、75日線を切ってきたが、まだ基準線、転換線の上、ボリンジャーもプラスσの上で、上昇基調ではあるが、MACD,RCIの頭が丸くなってきており、先行きが少し怪しくなってきたともいえる。週足は尚基準線の上を保っているが、ボリンジャーはプラスσに届かず、TPの近辺まで下げてきている。

ダウは10337.05(+51.08)と小幅上昇。しかし転換線10373は回復せず。RCI,MACDは下げており、ボリンジャーはプラスσ10473をきっており、上昇局面は当面終息したと思われる。

ドル円は87.86。基準線87.82の近辺まで落ちてきて、基準線をめぐる攻防になっているが、すでにボリンジャーはTPを切ってきており、マイナスσ87.42の近辺にきており、円高基調に転換する寸前にある。

この間の日経平均の急上昇は、円安期待が主要因とみられることから、円高トレンドへの復帰が明確になれば、いってこいになりかねない。ダウは頭打ち、スペインの国債も引き下げられるといわれており、先行きに暗雲が漂っている。
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