Raguelさんのブログ

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メリルリンチの第三四半期決算に思う


米メリルリンチの第三四半期決算は、今後の市場の流れを読む上で非常に重要な意味を持ちそうですね。

まず第一に、つい先日発表した評価損見込みに対して実際の損失額が大幅に上回ったために、資家心理を一層冷やす結果になったこと。
買い手がつかない中でCDO(債務担保証券)やRMBS(住宅ローン担保証券)の売却を急いだことが、価格をさらに下落させるという悪循環を招いたとされています。
しかし最大の問題は損失額の大きさではなく、投資家に対して「他の金融機関も同様に損失が膨れ上がるのではないか」という疑念を拡大してしまったことにあります。

第二に、この発表を受けた後の米国市場の反応が、前回9月のFRB利下げ時と全く同じだった点。
ダウはいったん200ドル超下落したものの、その後急速に値を戻しました。これは利下げ観測によるものとされています。
ですが、前回の利下げでその効果は一時的なもの、いわゆる対症療法にすぎないことが明らかになったはずです。
それに、今回の場合はそもそも現時点では利下げが決まったわけでもない、単なる憶測でしかありません。
こうしたことから昨日後半のダウの戻しは信用できず、一時的なものという見方になるのでしょう。
今日の日経平均の動きは、メリルリンチの悪影響が今後じわじわと現われて来ると予想する投資家が多かったことを示している、という考え方に賛成です。

その他、日本ではこれから9月中間決算発表が本格化するため見極め姿勢が強いと想定されること、11月中旬は10月と同様にファンド決算前の解約期限であることを踏まえると、投資環境面では当面消極的なスタンス継続という結論です。

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