【新日本製鐵】2Qの鋼材出荷量は1Q比約4割増。下期は中国…

TIW藤根 靖晃さん
TIW藤根 靖晃さん
2Qの鋼材出荷量は1Q比約4割増。下期は中国の在庫調整を警戒

<短期的には、中国の鋼材市況軟化を警戒>
中国の在庫調整や鋼材市況の軟化には警戒が必要とは言え、11/3期は過去最高利益の半分程度まで回復する可能性があり、現在の株価水準は割安感があると考える。中期的には、中国を中心とした新興国の高成長を背景に世界の鉄鋼需要は順調に拡大し、同社の他国メーカーに対する技術優位性も当分変わらないとTIWは予想する。

<2Qの鋼材出荷量は1Q比で約4割増加>
鋼材出荷量が大幅な増加に転じ、グループ事業が総じて堅調だったことから、10/3期2Q累計(4-9月)の経常利益は1Q(4-6月)末修正計画を約230億円超過した。2Q(7-9月)の鋼材出荷量は674万トンで1Q(4-6月)比約4割増と拡大し、一時停止していた高炉も再稼動。エコ減税効果等により国内の自動車や家電の生産が回復したことや、鋼材需要が旺盛な中国等の新興国向けに輸出を増やしたことが寄与した。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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