このキャッチコピーを考えた人、まじ天才だと思う。
だってよく見ると「お値段以上、ニトリ」って日本語になってないよ！
消費者のほうが勝手に行間を読んで、
「ニトリの商品はお買い得」って補完しちゃうんだぜ。
まずこの仕掛けが凄い。
その上、実に巧妙。
法律違反スレスレに巧妙。
何がお値段以上なのか言わないから法律違反にならないけど、
良く考えると、
（１）「他社より安いです」→誇大広告
（２）「原価より安く販売しています」→不当廉売（独占禁止）
（３）「定価より常に安いですよ」→二重価格
と、実は「お値段以上」を謳うと違法になる可能性が高い。
何がどう安いか言わない事で、法律違反を回避している。
まあでも、このキャッチは
「家具の値段には相当のマージンがあるんだろうな～」
っていう暗黙の了解があるからこそ成立してると思う。
家具の価格って不明朗だよね…っていう共通認識。
ニトリはそのマージンを削りましたよ、
だから、同じ値段だったらニトリのものが良い品ですよ、
っていう「行間」が自然に読めてしまう。
業界へのマイナスイメージを逆手に取り、
消費者の心を掴む名キャッチコピーだと思います！
