●すでに織り込み済み

[曹操さん]

6日（金）10月の米国雇用統計が発表された。結果はマイナス19万人減で失業率も10.2％まで上昇となり、市場予想を超えて悪化した。米国市場は寄り付きから下げて始まったが、引けではプラスで引けている。

このことからすれば市場はすでに折り込み済みで次の材料を待っている状況に思われる。企業業績的にはリストラ効果もあってか最悪期は脱しつつあり、後は実需が回復してくれば更に好転していくのは間違いない。問題なのはどのタイミングで明確に景気が底打つかどうかだ。それを予想して投じていくのが投資家の本分だけでも、それが一番難しい。現状では手堅く中国に注力している投資家が多い。

小生の場合、香港、ベトナム、ドバイ、ロシアに分散投資している。どの国に最もリターンがあるかは分からないが、安い時に仕込んでおけば今後2年以内にはチャンスがあると思っている。とりあえず年末にかけて上昇トレンドに転じることに期待したい。